2010年11月05日

ブルーオーシャン

絵本に携わる事を仕事にする。
絵本をビジネスとして成立させる。
それに挑戦するには、「現実」を知らないといけません。

今の絵本の出版業界を見る限り、
はっきり言って、
絵本作家は儲かりません。
絵本の出版社も儲かりません。
職業としても、ビジネスとしても、成り立たないケースの方が多いです。
(稀にミリオンセラーになると売上10億とかいくケースもありますが・・・)

なぜ儲からないのか(成り立たないのか)?

絵本を買う人が少ないからです。
要は市場規模の問題ですね。

「出版指標年報2009」によると
児童書の市場規模=940億
子供(14歳以下)=1700万人強
となっています。

940億という数字は、
児童書全体の数字なので、そこから「絵本」の市場規模を
概算すると

およそ400億程度だと言われてます。

その400億の内訳ですが
大別すると
A.往年ベストセラー 1/3
B.図書館、公共   1/3
C.新刊         1/3
になります。

上記から、
書店で買われる新刊絵本の市場規模は、約130億と推測されます。

絵本の平均単価を仮に1300円だとすると、
130億÷1300円=1000万冊の新刊絵本が書店で買われている計算に
なります。

従って、
一人当たり年間1冊買えば、1000万人
一人当たり年間3冊買えば、333万人
の人が、新刊絵本を購入している計算です。

あくまでも感覚値ですが、絵本を買う人は、年間2~3冊位は
買っていると思うので、

ざっくり、毎年500万人位が、新刊の絵本を購入していると考えるのが妥当だと思われます。

子供に絵本を買うのも、基本的に期間限定なので、
イメージとしては、
毎年500万人が入れ替わり立ち替わり書店に訪れて、年間2~3冊の
新刊絵本を購入している。

と言えます。

ちなみに、
『白書出版産業』によると
2002年の絵本の新刊点数は1794点とありますので、
少子化の流れと、出版業界の推移から推察して、
現在、新刊の絵本が年間約1500作品出版されていると仮定すると

1000万冊÷1500作品=6666部 が 新刊一冊当たりの平均実売数と
なります。

500万人が多いか、少ないか。

「絵本の良さ」から考えると、少ない。ですねやっぱり。

日本の人口(1億5千万)の約3%強のシェアしかないので、
残り97%はまだ未開拓ゾーンなのです。

今回は、大分ざっくり分析なので、あくまでもイメージとしての数字ですが、
僕は、こんな感覚で考えてます。

今日のおさらい。

1.絵本全体の売上の1/3は図書館だった。ということ
2.絵本全体の売上の1/3は、誰もが知っている有名な絵本。ということ
  (それも毎年、毎年同じ作品が売れ続けている・・・という現実)
3.新刊の絵本売上は全体の1/3で、1000万部が実売部数。という仮説。
4.大体500万人が、書店で新刊絵本を年間2~3冊購入しているのでは。という仮説

つまり、新刊の絵本を広めるには、従来どおり書店で絵本並べてても
限界じゃない?

ってことが言いたかったわけです。

おしまい。  

Posted by 株式会社えびばで号 at 15:59Comments(3)事業

2010年11月04日

これからの時代に絵本が必要な訳

衝撃的な記事に出会った。

マーケティングの神様と言われるフィリップ・コトラーが提唱している

「マーケティング3.0」という概念について説明している。




簡単にいうと、

今までは、
製品中心の時代
   ↓
顧客中心の時代

ときて

これからは

人間中心、利用者がパートナーになる時代

だという事。

ITの普及によって、情報量が増大し、更に消費者同士の情報交換も
活発になってきた現代では、いかに消費者(生活者)の共感を得る事が
出来るか、がマーケティングを考える上で重要な視点となる。

商品やサービス以外に、社会全体に貢献出来る活動を通じて消費者の
信頼を得ていくことが大事である。

CSR活動は、その典型だ。

でも、先日NECのCSR推進室長にお話しを伺った際に聞いたとこによると

CSR活動の存在を、社内外に認知していくのが今のフェーズらしい。

この10年え、上場企業の経営者間のCSRの意識は非常に高くなり、9割
近くの企業がCSRに取り組んでいる中、このギャップが今存在する。

直接的に事業収益に結び付かない、企業活動をどう伝えていくか。

ここで共感力が必要だと僕は考えている。

共感を広めるプラットフォームが、ソーシャルメディア。
共感を得るコンテンツとして絵本。

実は両者は非常に相性が良いと思う。

ソーシャルメディア上では、押しつけがましい記事や意見よりも
あくまでも自分はこう考えている。という記事、意見に対して
個々が勝手にその是非を議論するようなパターンが多いと感じる。

そして、絵本はほぼ同じような性質のコンテンツと言えるのだ。

絵本は、答えを読み手に求める。
すぐ読める。
ビジュアルで、訴える事ができる。

全ての読み手に共感を押しつけることは出来ないが、
必ずそこに一定の共感者が現れる。

選択をしてもらうのではなく、
考えてもらう。

共感を得る為には、相手の気づきが必要不可欠である。

気づきを誘発するコンテンツとして、絵本は最強だと思う。

一部の人間がいくら、悲観論を振りかざしたところで世の中は変わらない。

一人一人の生活者が、何かに気づき、危機感を持って行動を起こさねばならない。

過去全ての革命は、民衆の手によって成されてきた。

今、僕らはコトの是非を説いている場合ではない。

まずは、自分に問いかけ、他者に問いかける。

幸せとは、自分とは、人生とは、子供の未来について。

正解は、それぞれのココロにあるのではなかろうか。  

Posted by 株式会社えびばで号 at 10:28Comments(0)事業

2010年01月13日

売上1億、社員10名

えびばで号は6月決算。

8月頭から実質的事業活動を開始したので、今期は10か月ある。
出来れば初年度1億の売上をつくりたい。
と思ったが、固め固めに予算計画をたてると、現実的なラインは5000万程だろうか。
そのかわり利益率は高めに設定した。

現在メンバーは自分を入れて6名。
(2月に1名ジョイン予定)

「売上1億と社員10名」

確かにこれは壁だ。


「ビジョンをかかげ、まずは社長がやる。1年間自分が先陣を切って、24時間365日極限までやりきる。まずはこれ。季節感、休日の動き、マーケットを体感する。そうじゃないと指示できないし、人をひきつれることなんて、到底できない」

机上で、戦略を考えて、鉛筆なめなめP/Lをつくっていても、
何も変わらない。

まずは自分が走りながら、体感しながら、考える。
そして全員がパッツンパッツンになったら、人を増やす。

僕の場合は、パッツンパッツンの状態をイメージする。
後どれだけ仕事がとれるか。限界の手前で、ちょっとだけ先手を打つ。

って言っても、そのフェーズはまだもうちょい先だ。


「売上1億、社員10名に至る過程(社長の動き)がその後の成長に大きく影響する」  

Posted by 株式会社えびばで号 at 09:57Comments(5)会社経営

2009年10月29日

提供力と受容力

お会いするほとんどの社長は言う

「こういうサービス、製品があるんですが、売れないんです」

まあ良く聞く話。

起業したてや、起業準備されている人も、自社のサービスの話を良くしてくる。


ビジネスの立上げをどの角度から考えるか。
次第であるが、
サービスやモノありきの考え方は、古き良き日本の考え方のような気がする。
所得が増えて、人口が増えて、様々な市場が形成されて、国が守ってくれていた。
そりゃそれなりに良いものや今まで無いものを売れりゃ売れただろう。

でもこれからは違うのではないだろうか

一人でも、一社でも、今そこにあるニーズや課題へのソリューションを考えることこそ
大事だと思う。既成概念に捉われない。自分の全てを結集して、成果へと導く。
そして出来るのが、サービスだったりする。
実績ある、サービス。顧客のいるサービス。
いわゆるリサーチマーケティングというのもあるが、机上の空論であれば意味がない。

「きっとニーズがあると思って、こういうサービスを作りました。どうですか?」



「こういうお客さんがいたので、こういうサービスを作ったんです。どうですか?」

どっちが現実的で説得力があるだろうか。

マクロの視点でビジネス展開できるのは、ごく一部の企業。
ミクロの視点で、実績を積んで、マクロ視点のロジックで拡大する。

これまでの時代は提供力。
これからは、受容力。

月末まで後2日となった今日の朝。
そんな事をふと思った。  

Posted by 株式会社えびばで号 at 11:29Comments(2)

2009年10月27日

第二創業期

会社登記して早2ヶ月が経ちました。

設立当初、事業プランこそあったものの、サービス化、予算化まで落とし込みが足りず、
でも発進したえびばで号。

この2か月、お客様に対しありとあらゆる提案をして売上をあげてきた。

新規事業構築プロジェクト
営業コンサル
事業部構築プロジェクト
M&A アドバイザリー
スクール開講
代理店営業
ロゴのデザイン
WEBプロモーション
事業提携コンサル

「挑戦する経営者を支援する」という軸こそ
ぶれてはいなかったが、そろそろ優先順位付けと、戦略が必要な時だと思った。
っていうか絶対必要だ。

この人数で、短期的な売上を追うのであれば、生きていける。

でもせっかく組織でやるなら、、積み重ねが相乗効果を創出する体系的な事業計画に
基づいて走らなければならない。

だから、設立2か月目にして、第二創業期。

そんな気分だ。

3年で10憶を目指す。

毎日が新しい一歩であり続けたい。  

Posted by 株式会社えびばで号 at 19:40Comments(1)事業

2009年10月20日

テレアポはやっぱり基本だ

今数件走らせているプロジェクトのうちの一つ。

とある要素技術系ITベンチャーの営業・マーケティング支援。

開始から約1か月が過ぎ、やっと出口が見えてきたようだ。

その特異な技術を知ることから始まり、

マーケット分析

ターゲット分析

戦略の策定

営業の切り口の仮設設定

リサーチアポ

営業資料の作成

アプローチリストの作成

後は、ガチンコ。

までたどり着いたのが、1週間前。

うちの強みは、決裁者へのトップアプローチなので、
DBはもちろんあるが、今回は商材に合わせての新規ターゲットが多数あった。

インパクトのある実績が欲しかったので、大手から攻めた。

ここで勘違いしないで欲しいのは、いくらガチンコでも、
気合い系の電話営業ではなく、あくまでも決裁者へのアプローチであるということ。

従って、新規アポ率は、おそらく3割以上なのではないだろうか。
相手の課題、興味、組織構成をイメージし、商品とのシナジーを考え、その特徴と優位性を
端的に、然るべき決裁者に伝える。

とにもかくにも、
この当初は、野のモノとも山のモノとも分らなかった商材に、
ある大手IT企業が興味を示した。

なんと初訪の時点で、具体的な購入規模を先方が提示してくれたのだ。
そしてそれは、まずはトライアルの規模だということも、伝えてくれた。

この案件に関しては、僕の右腕である役員がとってきた案件で、
「果たして成果まで行けるのか?」と思うこともしばしばあった。
そして、基本僕はノータッチでした。

あるんですね。やはり。
もちろんまだ、ヨミの段階ではありますが、
やるべきプロセスを踏んで、やれる事をやる。
相手に合わせて、電話の段階から具体的な提案をする

自ずとゴールは近づいていくる。

うん。やっぱりテレアポはすごい。

魚クン頼むでー。  

Posted by 株式会社えびばで号 at 09:54Comments(2)事業

2009年10月13日

止まれない、止まらない、わくわく感。

ベンチャーに、安定なんて無いもんだ。
進み続けるしかないんだ。

一つ予定が狂っただけで、見えてる世界が180度変わるんだ。

ちょっとした誰かの一言で、
いきなり頭が回転しだす。

こんなにも、テンションが上下するんだ。

サービスの開発
営業活動
受注
納品作業
請求書の発送
着金

その全てプロセスにおいて、割くパワーを怠ってはならない。

止まったら、未来はみえない。

起業する前に、自分の中では100回以上起業した。
これでも、何百人もの経営者と会ってきた、話してきた、仕事をしてきた。

でもこのヒリヒリするような臨場感は、現実の当事者じゃないと
体験出来ない。

最大のリスクヘッジをしならが、
至上の夢を追う


危機感、切迫感、期待感、が織り交ざった、この奇妙な気持ちは
正直しびれる。

なんというか、

準備万端で挑む、学校の試験の前夜のような、
それが毎日続く。

この刺激がたまらない。

「後はやるだけ」だ
でも次の日、
「これで良いのか」
と、考える。

その繰り返し。

お金を稼ぐこと、事業を成就すること。

そのどちらも大事。
バランスも大事。

でも原点は変わらない。

どうせやるなら・・・
産みの苦しみは、大きければ大きいほど良い。

きつい分だけ、未来にわくわくする。

この苦しみを分かち合う仲間がいるから、

より、わくわくするんだ。

進め、えびばで号。  

Posted by 株式会社えびばで号 at 22:22Comments(3)会社経営